この記事では「しこりニキビに針って大丈夫なの?」そんな疑問を解消していきます。
普通のニキビと違って、しこりニキビは目立ちやすく、今すぐ潰して消したい気持ちになりますよね。
ただ結論から言うと、セルフケアでしこりニキビに針を使うのは厳禁なんです。
なぜなら、しこりニキビが悪化するおそれや、頑固なニキビ跡になる可能性があるからです。
そこで本記事では、しこりニキビをセルフケアで潰すリスクや、1日でも早く治す方法を解説しています。
しこりニキビを繰り返さないためのポイントもお伝えするので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね♪
Contents
【セルフケアNG】しこりニキビを針で潰す3つのリスク
- しこりニキビが悪化する
- ニキビ跡が残りやすくなる
- 肌にクレーターや凹凸ができる
しこりニキビを針で潰した瞬間はスッキリするかもしれませんが、実は肌にかなりのダメージを与えています。
ニキビが悪化してしまったり、ひどいニキビ跡が残ることもしばしば。
ここではセルフケアでしこりニキビを潰すデメリットについて、詳しく見ていきますね。
リスク①:しこりニキビが悪化する
ニキビができている部分は非常にデリケートです。
もし使用した針に菌が付着していたら、炎症がさらに悪化するリスクがあります。
さらに針を刺すときも、ニキビ周辺をベタベタ触ることになりますし、衛生上よくありません。
ニキビを治すための1番シンプルな方法は、触らずに炎症が落ち着くまで待つことですよ。
リスク②:ニキビ跡が残りやすくなる
針でしこりニキビを潰した後、中身を押し出す人が多いと思います。
しかし、この時に最もニキビ跡が残りやすくなるんです。
爪をたてて肌に傷をつけてしまうと、色素沈着が生じてシミにような跡が残ったり、赤みが消えにくくなったりします。
ニキビ跡のケアはニキビ以上に時間がかかるので、注意しておきましょう。
リスク③:肌にクレーターや凹凸ができる
素人が針でしこりニキビを潰そうとすると、気づかぬうちに深いところまで刺しているケースがあります。
これで肌が傷つき、クレーターを誘発する可能性が1点。
さらに、ニキビ内部にはアクネ菌や白血球の死骸など、細菌の入った袋状の膜があります。
針で刺したり、しこりニキビの中身を全部しぼり出そうとして、この膜を傷つけると「デコボコ肌」まっしぐら。
通常のスキンケアではカバーできなくなると本当に厄介なので、しこりニキビに針を使うのは避けるべきですね。
しこりニキビができるまでの流れを4段階で解説
- 毛穴に皮脂が詰まる
- 少しずつアクネ菌が増加する
- 炎症が起きて赤く腫れる
- 腫れが悪化するとしこりニキビに
しこりニキビはいきなりできるわけではありません。
通常のニキビの延長線上にあるイメージなので、大きくなりやすく、腫れや痛みを伴うことも多いはず。
ここでは一体どのようなプロセスで、しこりニキビができてしまうのか、1つ1つ丁寧に解説していきますね。
第1段階:毛穴に皮脂が詰まる
私たちの肌は、毛穴から皮脂を出すことで皮脂量をコントロールしています。
しかしホルモンバランスによって皮脂が多量に分泌されたり、年齢や乾燥によってお肌が硬くなってしまうと、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。
これが第1段階の状態ですね。
まだ炎症は始まっておらず、正確にはニキビではありません。
第2段階:少しずつアクネ菌が増加する
第1段階の状態から、皮脂がさらに毛穴の中で溜まっていき、それを餌にアクネ菌が増殖していきます。
これが第1段階で、俗にいう白ニキビってやつですね。
ちなみに白ニキビは毛穴が閉じていますが、毛穴が開いていると先端が酸化して黒くなり、黒ニキビに変化します。
両方とも痛みや腫れはありません。
ただ、この段階で対策しておかないと、第3段階の赤ニキビへ変化するので油断しないようにしましょう。
第3段階:炎症が起きて赤く腫れる
さらに炎症が進んでしまうと、触ると痛い赤く腫れたニキビになってしまいます。
これが第3段階で、赤ニキビと呼ばれているやつですね。
痛みが続いている間は、アクネ菌と白血球が戦っている証拠なので、触らずに放置するのがベター。
ここから3-4日ほど経てば表面に黄色い膿が見えて、黄色ニキビに変化していきます。
本来ならば、これが炎症の終わったサインですね。
第4段階:腫れが悪化するとしこりニキビに
しこりニキビの場合は、第3段階の赤ニキビから黄色ニキビになる間で起きます。
つまり炎症がピークの赤ニキビ時に、適当なケアをしてしまったせいで炎症が悪化してしまったんです。
毛穴の中は血や膿でパンパンに膨れ上がり、触ってもゴムのように硬いのが特徴。
さらに炎症が激しい分、ニキビ跡も残りやすくなります。
ここまで来ると自然治癒にはすごく時間がかかるので、皮膚科を受診するのが最善策です。
大きなニキビと間違いやすい粉瘤(ふんりゅう)とは?
実は粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれる、しこりニキビによく似た肌疾患が存在します。
見た目がほとんど同じなので、素人には見分けるのが難しいんですが、ニキビとは全く別物。
この章では粉瘤がどんな症状なのか、原因や特徴、さらに治療法まで解説していきますね♪
粉瘤とは何?どんな症状なのかを紹介します
粉瘤とは、本来皮膚から剥がれ落ちるはずだった角質と皮脂が剥げ落ちずに、袋の中にたまってしまってできた塊のことです。
簡単にいうと、肌の一部にゴミ箱のようなものができたイメージですね。
しこりニキビと同じようにボコッと膨れ上がっています。
痛みは特にありませんが、細菌が入り込むと赤みや腫れ、痛みを伴うことも。
粉瘤の特徴と原因
粉瘤の特徴は、顔に限らず体のどこにでもできます。
また、ニキビは皮脂の分泌が盛んな年代(10代~30代)にできやすいですが、粉瘤は性別や年齢に関係なく、誰でもできる可能性があるんです。
さらに粉瘤は放置していても自然に治ることがなく、基本的にセルフケアはできません。
ニキビ以上に大きくなり、ひどい方は数センチから数十センチまで巨大化することもあるので、甘く見てはいけませんね。
それなのに粉瘤の発生理由は未だ解明されておらず、謎に包まれているんですよ…。
しこりニキビと粉瘤の違いを解説!
項目 | しこりニキビ | 粉瘤 |
---|---|---|
大きさ | 数ミリ | 数センチ~数十センチ |
表面 | 開口部なし | 開口部あり |
臭い | 無臭 | 悪臭 |
年齢 | 10代~30代 | 全年代 |
自然治癒 | できる | できない |
しこりニキビと粉瘤の見た目はそっくりですが、見分けるためのポイントがあります。
もし粉瘤だとしたらケアの仕方も変わってくるので、早めに気づくことが大切です。
「こんなしこりニキビ、今まで初めてかも?」と不安になっている方は、ぜひこの章を参考にしてくださいね。
違い①:しこりニキビよりも粉瘤の方が大きくなりやすい
しこりニキビは所詮ニキビなので、どんどん肥大化することはありません。
炎症がひどくなったとしても、せいぜい数ミリくらいです。
一方で粉瘤はどんどん老廃物を溜め込むことができるので、数センチから数十センチまで大きくなります。
メイクで隠すのも一苦労ですね。
違い②:粉瘤の表面には黒い点がある
粉瘤をよく見ると、膨らんでいるところの中心に黒い点があると思います。
これは開口部と呼ばれているもので、しこりニキビにはないのが特徴です。
ただ、必ずしも粉瘤に開口部があるとは限りませんし、黒ニキビと間違える可能性だってあります。
あくまで参考程度にしてくださいね、
違い③:しこりニキビに比べて粉瘤は悪臭を放つ
粉瘤の1番の特徴は異臭がする点です。
粉瘤の中身は角質や皮脂などの老廃物なので、ニキビでは感じられない悪臭が漂います。
この臭いが1番分かりやすい、しこりニキビと粉瘤の違いですね。
違い④:粉瘤は老若男女問わずできる
ニキビは比較的若い年代(10代~30代)の皮脂分泌量が多い男性にできやすいです。
それに対して粉瘤は、年齢や性別など関係ありません。
たとえ普段ニキビができなくても、粉瘤はできるリスクがあるんですね。
また粉瘤は全身にできるので、覚えておくと良いでしょう。
違い⑤:しこりニキビのように粉瘤は自然治癒できない
粉瘤は放置して治るものではありません。
したがって、あまりにも腫れている期間が長い場合は、しこりニキビではなく粉瘤の可能性を疑いましょう。
もし粉瘤だとしたら、皮膚科で切開して膿を取り出したり、腫瘍ごと切除するといった処置が必要です。
スキンケアで対策できないので、心配になったら早めに皮膚科で診断してもらうことをオススメします。
セルフケアでしこりニキビを潰してしまった時の対処法
セルフケアでしこりニキビを潰したときの対処法は、とにかく触らないことです。
「そんなの知ってるし、もっと特別なことした方がいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、全て逆効果になるおそれが。
ただでさえニキビを潰すときに刺激を与えているのに、それ以上に触って細菌に感染したり、爪でひっかいて色素沈着になるなど、デメリットしかありません。
スキンケアの時も、しこりニキビがあったところはあまり触れず、とにかく放置です。
徐々にニキビの中身が体内に吸収されていくので、心配いりません。
触れば触るほど後で必ず後悔しますよ。
しこりニキビを最短で治すには皮膚科へ!治療法もセットで紹介
- 面ぽう圧出や局所注射
- 塗り薬や飲み薬
- 保険適用外の専門的なケア
しこりニキビを確実に最短で治すなら皮膚科を受診すべきです。
なぜならニキビの症状に合わせて、適切な処置を施してくれるからですね。
さらに外用薬や内服薬をセットで使えば、驚くほど治りが早くなりますよ。
この章では、しこりニキビの具体的な治療法について紹介するので、不安な方は確認してみてくださいね。
治療法①:面ぽう圧出や局所注射を使う方法
面ぽう圧出とは、ニキビの膿を外に出してあげる処置のことです。
爪や指を使わずに専用の道具を用いるので、ニキビ跡になりにくく、治りも早くなります。
ただ、しこりが大きかったり、炎症が強いニキビの場合はステロイド剤の注射をニキビに刺します。
自己流のケアや自然治癒とは比べ物にならないくらい、すーっとニキビがひくのでイチオシの治療法ですよ。
治療法②:塗り薬や飲み薬を処方する方法
ニキビにメジャーな内服薬は、抗菌作用に優れた抗生物質ですね。
あとは肌サイクルを促すピーリング系の外用剤や、抗菌作用のある外用剤などもあります。
しこりニキビなど炎症が悪化している方は、塗り薬と飲み薬をセットで処方されるかもしれません。
また、普段からしこりニキビを作らせないように、漢方薬やビタミン剤を出してくれることろもありますよ。
治療法③:保険適用外の専門的な治療法
保険が適用される治療法は、あくまで今あるニキビの炎症を抑えるものなので、根本的な治療にはなっていないんですね。
何かの拍子で、またしこりニキビが再発するかもしれません。
そこで保険適用外の施術を行えば、ニキビができにくい肌質へ改善することが可能になります。
例えば、レーザーや光を肌に照射する方法、あとはニキビの原因である皮脂腺を破壊する治療法などですね。
どれも高額にはなりますが、しこりニキビを含め、これから先ずっとニキビから解放されたい方向けかと思います。
しこりニキビを再発させない2つのポイント!
- しこりニキビを完全に治し切る
- 今までの洗顔方法を見直す
しこりニキビができたときに、正しく処置をしてあげないと再発しやすいです。
しかも同じところにできやすく、頑固なニキビ跡になってもおかしくありません。
しこりニキビを繰り返さないためにも、今から解説する2つのポイントを意識してみてくださいね。
ポイント①:しこりニキビを完全に治し切る
しこりニキビを再発させないポイント1つ目は、完全に治し切ることです。
ここで言う治し切るとは、痛みや腫れがなくなり、しこりが完全に消えた状態のことを指します。
「ちょっとしこりっぽいものが残ってるけど、痛くないし大丈夫♪」なんて思っていると、かなり危険です。
これはまだ肌の奥底で細菌が潜んでいる状態なので、いつ復活するか分からないんですね。
たとえ赤みや痛みがなくなっても、わずかなしこりが残っているのなら放置せず、皮膚科で相談しにいきましょう!
ポイント②:今までの洗顔フォームを見直す
もし頻繁に、しこりニキビができるのなら、根本的にスキンケアを見直してみてはどうでしょうか。
なぜならしこりニキビは、通常のニキビがさらに悪化したものであり、ここまで炎症がひどくなるのは珍しいからです。
例えば、洗浄力の強い洗顔フォームが肌のバリア機能を低下させ、しこりニキビを誘発しているかもしれません。
なので、これまで洗顔フォームなんて気にしてこなかった方には、10日間返金保証付きのプルエストなどを使ってみてはどうでしょうか。
洗顔フォームをプルエストに変えるだけで、皮脂量を整えながら、1日中潤いをキープしてくれます。
しかもプルエストは保水ジェルという新感覚の成分を使っているので、泡立てなくてOK!
時短ケアにもなりますし、忙しい朝のスキンケアにぴったりです。
プルエストは初回限定価格だと税込1,980円で手に入るので、ネット上の評判が高い洗顔フォームで、超しっとり洗顔を試したい方は検討してみてくださいね。
しこりニキビに針って大丈夫なの?まとめ
- しこりニキビに針はNG!
- セルフケアで潰してしまった時は極力触らない
- 大きなニキビと粉瘤を間違えないようにしよう
- 粉瘤だった場合は自然治癒できないので皮膚科へ
- しこりニキビは治し切らないと再発するので注意
しこりニキビに針を使ったセルフケアは絶対NGです!
ニキビ跡になるリスクや、ニキビが悪化する可能性もあるので、速やかに皮膚科を受診しましょう。
さらに、しこりニキビを再発させないためにも、今までの洗顔フォームを見直してみると良いですね。
本記事が参考になれば幸いです!