本記事では肌断食でニキビが悪化した人に向けて、その原因と対処法を解説していきます。
近頃ネットや本で、スキンケアを一切しない「肌断食」というものが有名なってきてますよね。
とてもシンプルで魅力的な美容法に見ますが、実は肌断食を始めたからといって、すぐに美肌なれるわけではありません。
むしろ最初の方は、肌荒れや乾燥、ニキビが悪化して当たり前なのです。
肌断食でニキビが悪化したんだけど、このまま続けて良いのか不安な人は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
Contents
肌断食でニキビが悪化した時の対処法を5つ紹介します!
- 保湿重視のケアにシフト
- ワセリンを塗るのをやめる
- 皮膚科を受診する
- 肌に優しいクレンジングを使う
- 生活習慣を整える
肌断食でニキビが悪化するのはよくあります。
ただ、一般的な大人ニキビや思春期のニキビと違って、ニキビ予防の化粧品を使っても効果はありません。
ここでは、肌断食で増えてしまったニキビ専用の対処法を5つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
対処法①:保湿重視のケアにシフトする
対処法の1つ目が、保湿重視のケアにシフトすること。
なぜなら肌が極度に乾燥してしまい、外部から水分を補給する必要があるからです。
肌が強い人であれば、次第に肌の水分量が整ってくるんですが、上手いこと機能しない人もいます。
なので、そういう場合はムリして継続せずに、適宜化粧水をつけてあげましょう。
対処法②:ワセリンを塗るのをやめる
対処法の2つ目が、ワセリンを塗るのをやめること。
ニキビが悪化した最も大きな理由は、ワセリンにより毛穴が塞がれてしまったからです。
なので、ワセリンからサラッとしたテクスチャーの乳液に変更し、毛穴が塞がれるのを改善してあげれば、肌状態も回復します。
また様子を見ながら、ワセリンを使い始めるようにしましょう。
対処法③:皮膚科を受診する
対処法の3つ目が、皮膚科を受診することです。
ニキビの悪化があまりにもひどい、いつもと肌状態が全然違うときは、セルフケアで対処するのはNG。
というのも肌断食でよく発症する、脂漏性皮膚炎になっている可能性があるからです。
脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が多い場所に皮膚が炎症を起こす状態のこと。
こうなれば、きちんとした薬で対処するしかないので、一刻も早く皮膚科へ行ってくださいね。
対処法④:肌に優しいクレンジングを使う
対処法の4つ目が、肌に優しいクレンジングを使うこと。
そもそもニキビが悪化しているときは、肌がひどく乾燥し、皮脂が過剰に分泌されているんですね。
そこに、オイルクレンジングなどを使ってしまったら、さらに乾燥が悪化しニキビは悪化する一方。
メイクが避けられない人は、オイルクレンジングではなく、乳液タイプの肌に優しいクレンジングを検討してみましょう。
対処法⑤:生活習慣を整える
対処法の5つ目が、生活習慣を整えることです。
この方法は即効性があるわけではありませんが、長いスパンで見れば極めて重要ですね。
肌は、あなたの生活習慣がそのまま反映されるので、細かい所まで気にしたいところ。
例えば、温かい和食などバランスの良い食事や禁煙、休肝日を意識すると良いですね。
また睡眠を十分にとり、日頃から乳酸菌、ビフィズス菌をなどを含む発酵食品を摂取して、腸内環境を整えるのも効果的。
今1度、生活習慣を見直してみてくださいね。
肌断食でニキビが悪化した方へ”3つの原因”をお伝えします!
- 元々の肌がトラブルを起こしやすい
- 肌断食のやり方を間違っている
- 一時的な好転反応によるもの
肌断食で肌がキレイになると聞いたのに、どうしてニキビが悪化していしまったのでしょうか。
実は、肌断食を始めてからできたニキビの原因って、そんなに多くないんですよね。
しかもよくある話なので、そこまで心配する必要はありません。
ということで早速、解説していきましょう!
原因①:元々の肌がトラブルを起こしやすい
多くの人が間違いがちなんですが、肌断食は全ての人に合うとは限りません。
そもそも肌断食とは、肌の丈夫な人が過度なスキンケアをやめることで、肌本来の美しさを取り戻す美容法です。
小さい頃から肌が弱く、トラブルを引き起こしやすい人が何のスキンケアもしなくなるのは、自ら肌荒れを促進しているようなもの。
肌断食を諦めるという選択肢を視野に入れた方が良いかもしれませんね。
原因②:肌断食のやり方を間違っている
肌断食には、正しいステップがあります。
もともと肌断食は、専門家の指導の下、慎重に行うべき美容法です。
なので、独学やったり、オリジナリティを加えすぎるのは危険だったりします。
本記事でも肌断食の正しいやり方を解説しているので、あなたのやり方が合っているかどうかチェックしてみてくださいね。
原因③:一時的な好転反応によるもの
肌がどれだけ丈夫な人も、肌断食を始めると必ず好転反応という期間が訪れます。
好転反応とは、肌が良い方向に向かって際、一時的に発症する肌荒れや皮脂量の増加、ザラつきなどのこと。
好転反応は肌が生まれ変わろうとしているサインなので、しばらくすると健康な肌に戻っていきます。
しかし、好転反応による肌荒れなのか、そもそも肌断食が合っていないのかを素人が見極めるのは困難です。
肌断食を続けようか迷っている場合は、自己判断せずに、皮膚科に行くことをオススメします。
肌断食の5つのメリット
- 肌のバリア機能が高まる
- 肌の負担を軽減できる
- 毛穴トラブルの解消に繋がる
- たるみやシワの予防になる
- ムダな出費を抑えられる
肌断食は人によって個人差がものすごくある美容法ですが、上手くいけばかなりのメリットがあります。
特に若いときから始めるほど、その利益は大きいですね。
肌断食に興味があるけど、どんなメリットがあるのか知らない方は必見ですよ。
それでは、それぞれ深掘りしていきますね。
肌断食のメリット①:肌のバリア機能が高まる
肌断食のメリット1つ目は、肌のバリア機能が高まることです。
現代は様々なスキンケア商品の登場によって、必要以上にスキンケアをしている方が見られます。
肌は本来、自分自身で皮脂量と水分量を調整することができるんですが、ケアをしすぎることで肌本来の機能が衰えていきます。
肌断食はそんな衰えてしまった肌力を復活させ、バリア機能を高めてくれるので、肌トラブルを起こしにくい状態へ導いてくれるんです。
肌断食のメリット②:肌の負担を軽減できる
肌に最も負担がかかるのが、日々のメイクやクレンジングです。
肌断食を始めると、以前よりスキンケアやメイクにかける時間が少なくなるので、摩擦をさけることができます。
さらに薄いメイクにより、優しいクレンジングへ変更することもできるため、肌への刺激が一気に軽減されるんですよね。
このように肌の負担を減らしていけば、今まで以上に若々しい印象をゲットできるはず♪
肌断食のメリット③:毛穴トラブルの解消に繋がる
毛穴の開きや角栓の詰まりの原因は、毛穴をいじってしまうところにあります。
オイルでマッサージしたり、酵素洗顔を試したり、毛穴パックをしたりなど、いじればいじるほど毛穴トラブルって悪化するんです。
しかし肌断食を始めれば、かつてのように毛穴を触る回数が減り、気づけば毛穴も目立たなくなっているはず。
何もしないケアの重要性に気づけますよ!
肌断食のメリット④:たるみやシワの予防になる
たるみやシワは年齢を重ねるごとに目立ってくるのはもちろん、過度なスキンケアやマッサージによって悪化することもあります。
なぜなら、スキンケアにより肌を触る時間が増えると、肌のハリを支えているエラスチンやコラーゲンが崩れやすくなるからです。
今すぐに効果は分からないとしても、10年後、肌断食を続けているか続けていないかで、大きな差が出るはず。
まさに何もしないエイジングケアと呼ぶべきでしょう。
肌断食のメリット⑤:ムダな出費を抑えられる
肌断食はほとんどお金がかかりません。
必要なのは、洗顔とクレンジングと日焼け止めくらいですね。
今まで数千円から数万円する化粧水や美容液を使ってきた方にとったら、かなりのメリットになるかと思います。
節約したお金で、セルフケアでは対処できないシミやシワのレーザー治療を受けるのも◎
より一層キレイになった自分に出会えるはずです♪
肌断食の3つのデメリット
- 一時的な強い肌荒れ
- 脂漏性皮膚炎になる可能性
- 万人受けするわけではない
ここまで知ると「肌断食のメリットがすごすきる!今すぐ試したい!」と思うかもしれません。
しかし肌断食はデメリットがあり、これらを考慮した上で慎重に始めましょう。
実際に私も肌断食にチャレンジしましたが、合わないタイプの人間だったので。泣
ということで早速、説明していきますね。
肌断食のデメリット①:一時的な強い肌荒れ
肌断食は好転反応と呼ばれる、一時的に強い肌荒れを起こす時期があります。
肌サイクルが活発になった証拠なので良いことなんですが、問題は人と会うときですね。
顔中の皮膚がめくれて、赤みや粉っぽい印象になってしまいます。
メイクどころか、洗顔するのでさへ苦痛だという方もいるようです。
したがって、人とあまり顔を合わせない長期休暇などに実施するのをオススメします。
肌断食のデメリット②:脂漏性皮膚炎になる可能性
先ほど紹介した好転反応ですが、肌が弱い人はそのまま一時的な肌荒れをこじらせてしまい、脂漏性皮膚炎と呼ばれる別の皮膚疾患になるリスクがあります。
しかも厄介なことに、好転反応と脂漏性皮膚炎を見分けるのは非常にレベルが高いです。
見た目だけではほとんと分かりません。
肌が丈夫な人ならほぼ確実に回復へ向かうのですが、肌が弱い人が肌断食をやる際は、専門家の人と一緒に進めるのが安全ですね。
個人でやるなら、それなりの覚悟が必要でしょう。
肌断食のデメリット③:万人受けするわけではない
肌断食はあくまで、肌が強い人向けの美容法です。
アトピー、敏感肌、乾燥肌などで、丁寧にスキンケアをしてあげないと肌状態を維持できない方には、オススメできません。
というのも、そのような方のお肌が1度悪化してしまうと、元の状態に戻すのに相当苦労するからです。
なので、もし現状のスキンケアで十分に満足しているなら、あえて肌断食に挑戦する必要はないでしょう。
肌質には個人差があるので、肌断食が必ず正解というわけではないのです。
肌断食の正しいやり方を3ステップでまとめてみた
- 純石鹸で優しくメイクを落とす
- ぬるま湯で洗い流す
- 白色ワセリンをつける
肌断食は、ただスキンケアをやめるだけではありません。
肌断食の専門家がいるほどなので、実は正しいやり方や成功させるコツがあるんです。
ここでは肌断食を1人でやる方に向けて、肌断食の正しいやり方を3ステップで解説していきますね。
ステップ1:純石鹸で優しくメイクを落とす
女性の方はまずメイクを落としますが、クレンジングではなく純石鹸を使うようにしましょう。
純石鹸とは界面活性剤を使っていない石鹸のことで、簡単に言うと肌への刺激が少なくなります。
肌断食の初期は特に乾燥しやすいので、こういった純石鹸で肌の潤いを逃さないようにするのがポイント。
ただ、どうしても純石鹸ではメイクを落とせない人は、オイルクレンジングではなくミルククレンジングを使ったり、薄いメイクを心がけるようにしましょう。
ステップ2:ぬるま湯で洗い流す
洗い流すときの注意点は2つ。
直接シャワーを顔に当てないことと、お湯の温度を30℃前半に設定することです。
とにかく貴重な肌の潤いを逃さないこと、そして肌に余計な刺激を与えないようにするためですね。
ぬるま湯を手にすくって、肌へ当てるようにして洗顔料を流していきましょう。
またW洗顔は避けたいところ。
理想は純石鹸のみでメイク落とし&洗顔を済ませることです。
ステップ3:白色ワセリンをつける
洗顔が終われば、最後に白色ワセリンで蓋をします。
小指の爪くらいの量のワセリンを手に取り、手のひらで温めながら広げていきます。
そこからは塗るという感覚ではなく、手のひらで顔を抑える感じですね。
こんな量で大丈夫なのか、不安になるかもしれませんが、ワセリンはわずかな量でも十分肌を保護できているんです。
心配になって顔にベタベタ塗りたくると、ニキビの原因になるので要注意!
肌断食をする時に覚えておきたい4つの注意事項とは?
- 徐々にスキンケアを減らしていく
- 紫外線対策を徹底する
- 落としやすいコスメを使用
- 肌の弱い人は無理に続けない
最後に、肌断食をするなら絶対に知っておきたい4つの注意事項をお伝えします。
肌断食が成功するかどうかは、この章の内容を理解しているかどうかで決まるはず。
ぜひ1つずつ、丁寧に確認してみてくださいね!
注意事項①:徐々にスキンケアを減らしていく
肌断食を始めるときに、いきなり全てのスキンケアを辞めるのはNG。
なぜなら肌は、今までのスキンケアに最適な水分量と皮脂量を維持しているからです。
つまりいきなり全部のスキンケアをやめてしまうと肌がついていけなくなり、肌荒れの症状がひどくなる可能性があります。
よって「今日は化粧水の付ける量を半分にしてみよう!」や「1週間かけて化粧水を使わないようにしていこう!」など、負担を最小限にしながら進めていきましょう。
注意事項②:紫外線対策を徹底する
肌断食において、紫外線対策は必須。
なぜなら普段メイクやスキンケアで守られていた肌が剥き出し状態になるからです。
日焼け止めクリームはもちろん、スプレータイプの日焼け止めやパウダーを塗り直すことで、紫外線対策を徹底しましょう。
注意事項③:落としやすいコスメを使用
肌断食を初めて初期の時は、落としやすいコスメを使うのがベスト。
というのも、洗浄力の高いオイルクレンジングが使えなくなり、メイクを落としにくくなるからです。
オイルクレンジングは界面活性剤を使っているので、肌断食には不向き。
基本的に、純石鹸かミルククレンジングしか使えないので、がっつりメイクは避けたり、落としやすいコスメを揃えたいところです。
注意事項④:肌の弱い人は無理に続けない
肌が弱い人は、どれだけ肌断食を続けても改善しません。
こればっかりは生まれ持った肌質で決まるので、私にはムリなんだと諦めることも大事です。
具体的には、肌荒れの症状が1ヵ月も続くなら必ず中止してください。
脂漏性皮膚炎になってしまうと本当に厄介ですし、肌断食以上にツラいですよ…。
肌断食でのニキビ悪化についてまとめ
- 肌断食でニキビが悪化したら保湿をする
- 肌が弱い人は肌断食をすべきでない
- 好転反応と本来の肌荒れの区別は難しい
- 一気に全部のスキンケアをやめてはダメ
- 脂漏性皮膚炎になる前に皮膚科へ行く
肌断食はシンプルだし、お金もかからないし、メリットがたくさんある美容法の1つです。
ただし独学でやったり、素人判断で全てを行うのはリスクが付きもの。
あまりにもニキビが悪化したり、肌荒れが1ヵ月以上続くようであれば、すぐに皮膚科の先生に相談してくださいね。
本記事が参考になれば幸いです。